レースを振り返って2005年11月21日 20:33

バイト先でも昨日のQちゃんを見て泣いたという女の子が二人いた。むべなるかな。昨日は五時起床、パスタを摂取し六時半に出発。湘南新宿ラインがまだ走っていないので、品川から東海道線で川崎へ。そこから会場までタクシー。運転手さんも走っている人で、東京女子国際マラソンの話になる。七時半到着。受付をすましゼッケン取り付け。スタートまで一時間ほどあるので、軽く走ったり、出店ブースを覗いたり。十分前に余分なものを脱ぎ走る態勢に。かなり前に並ぶ。それが好かったのかも。スタートと同時に結構な速度で流れて行く。今回のポイントは、腕を大きく後に振り肩胛骨を意識する、踵から着地、一km五分行けば百分なので、このペースを守る、の三点だ。ところが、五㎞でも十八分台で通過、一〇kmをなんと先月最後に必死に走って出した四十七分で通過。この時点で今日は行けると確信した。確か十五㎞で七十分だった気がする。五分早いペース。しかし段々と右膝裏に違和感が出だし、頼む何とかこのまま最後までもってくれと祈りながら前を走る人を一人ずつ抜くように走った。十七㎞付近で会場のテントが見え始め、もう少しだ、もしかしたら九十分切れるかもなんて思い始めた最後の二km、左膝下に痛みが。少しずつペースダウン。左足は着地しても踏ん張れない。多分この二kmは十五分以上かかったのではないかと思う。四十分を切れるかどうかも怪しくなり、とにかくびっこを引きながらも最後のグランド周回を走った。三十九分四十秒。四十分を切った。靴につけたチップを外し、提供されたアミノバリューをがぶ飲み。で、例の人に電話。「はい、本多です」「前回何分だったか言ってみ」「四十四分四十秒くらいだった」「四十分切ったよ」「ええっ」と絶句「むははははははははははは」と高らかに勝利宣言。「何かの間違いだよ」と見苦しい言葉。「手元の時計で三十九分四十秒だった」「時計が壊れてたんだよ」と更に聞き苦しい台詞。「むはははははははははは」「本当に二十km走ったの?」と最後まで自分の記録が破られた事を認めようとしない男。「いやー今日は調子が好かった 足さえ痛くなければこんなものだよ」と余裕のコメント。「絶対何かの間違いだって」とあくまでも何かの間違い説を繰り返す鈍足男。「これでRisorgimento!最速が誰であるかが証明されたわけだ」 今回の勝因は、フォーム改造や靴を格好つけて高速レース用を使用していたのを止めてある程度靴底が厚いものを新たに選択、そして何よりも真面目に鍛錬した事に尽きると思う。努力し報われた。目標を持って生きる事の楽しさをまた一つ実感できた。ぢやあ次は何にしようかな。